「ソフトウェア会社」の「プログラマー」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート IT/インターネット業界編、東証一部上場企業のの「プログラマー」のキャリアレポートです。

仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - IT・インターネット系業界

IT/インターネット業界で働く、「プログラマー」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:技術者(プログラマー)
業種:ソフトウェア
上場している場合の種類:東京証券取引所一部
会社の人数(社員数):約170人
入社ルート:新卒入社
所有資格:ワープロ検定1級、日商簿記検定3級

この業界・この会社を目指した理由

スポーツ推薦で入った高校がたまたまプログラミングの授業に力を入れており、その流れで大学もパソコンを多く使う学科に入学しました。そして、今まで学んできたことを大いに活かせる会社をみつけ、採用担当者に過去の経験が認められ、入ることができました。

「ソフトウェア会社」の「プログラマー」の仕事内容について

請け負いにて、某有名保険会社の、自動車保険証券の印字プログラムの作成・修正に携わりました。

自動車保険は頻繁に内容が改定され、小さいもので、特約の名前を変更するだけのもの(例えば、『レンタカー費用を選べる特約』→『レンタカー費用“等”選べる特約』にする等)もあれば、保険金額変更、新しい特約の追加等、根本の計算式から表示まで全てプログラムしなおさなければいけないものもあり、4人1チームで改定がある度にひたすらプログラムを修正していました。

簡単な流れは、プログラムを修正→テスト印刷→本番印刷です。この流れを全て1人で行います。もちろんどんなに簡単な修正でも、二重チェック者は全ての工程で必須です。言語はCOBOL言語です。

現在C++等が使われ始めている中(高校や大学でもCOBOLを教えているところは少ない)、昔からある保険会社はいまだにCOBOL言語を使っているところが多いようで、いわゆるコボラーはとても重宝されました。最新の言語に移行するにも、コボラーは必要になるので、需要はまだまだ確実にあると思います。

「ソフトウェア会社」の「プログラマー」の1日の仕事の流れ

8:15 自宅を出て、自動車にて通勤する
8:45 到着
9:00 メールチェック メールは1日30通程きます。プロジェクト別にフォルダ分けし(いくつかのプロジェクトが同時進行します。)、更に対応済みと未対応のものでフォルダ分けし、絶対に漏れがないようにしていました。
9:15 朝礼 昨日どこまで作業が進んだのか、今日はとこまでやる予定なのかをチーム内で共有します。
9:30 作業開始 仕様書に沿って黙々とプログラミングをします。プログラムの仕方がわからないところがあれば、参考書を開いたりネットで調べたりしていました。印字プログラムなので、一番重要なことは、正しく印字されているかのチェックです。印刷をして、実物のチェックもたくさんします。
12:00 お昼休憩
13:00 作業開始
18:00 定時時間でしたが、定時で帰れたことはほとんどありません。
21:00 終業
22:00 帰宅

「ソフトウェア会社」の「プログラマー」の給料・残業・有給休暇について

月給22万円(残業代込み)で、ボーナスは年1回多くて15万円で、年収は280万円でした。

基本給が19万円だったので、残業無しだと手取りがだいたい16万円になってしまいますが、毎日残業していたので、平均で6万円位残業代が入っていました。残業代は1分単位で計算されていました。

忙しくて有給休暇はほとんどとれませんでした。まわりの皆もほとんどとっていなかったと思います。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

初めは、学校で習ったことがほとんど使えず、朝礼や会議で話していることなどが全く理解できず、そして先輩方はずっと忙しそうなのであまり質問することもできず、何をやっていいのかもわからず苦しい日々が続きました。

IT業界に入ったのだから、せめてビジネスで使われる一般的なIT用語は覚えておくべきでした。そして、基本情報処理の資格をとっておくべきでした。この業界で、どれ位のスキルをもっているのかが一発でわかりますし、必ずといっていい程持っているか聞かれます。

学生の頃、難しくて取得を断念したのですが、社会人になってから勉強をするのは時間的にも体力的にもとても難しかったので、頑張って勉強して取っておけばよかったなと後悔しています。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

COBOL言語の他に、Excel、Word、PowerPointをとても良く使いました。Excelに関しては、関数を使った表や、マクロも使っていたので、上級のスキルを身につけました。PowerPointに関しては、クライアントにプレゼンをする機会も多々あったので、見易い資料、そして伝える力を身に付けることができました。

ですので、この仕事で普通にやっていたことが、一般の営業職に転職した際にとても評価していただき、他の営業の方と差別化を図ることができました。

「ソフトウェア会社」の「プログラマー」の仕事エピソード

プログラムの中で、“1”を使う場面がありました。
例えば、2-1=1という計算式を組むとします。とても簡単な作業だったのでサクサクと作業を進めていましたが、ずっとエラーが起きてしまうのです。1日悩んでも解決しませんでした。

そして次の日、簡単なプログラムだったので先輩に相談するのも恥ずかしかったのですが見てもらったら、2-1=1が、2-1=“!”←ビックリマークになっていました。この時、修正点がみつかって本当にスッキリして、気分が爽快だったことを鮮明に覚えています。

ですが、こんなことの為に残業したのかとガックリきたのもあり、あまり1人で溜め込むのはやめようと思いました。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください

実家が神奈川県で職場は千葉県だったので、千葉県で独り暮らしをしていたのですが、父が脳梗塞で倒れ、介護が必要になってしまったので、辞めて実家に戻りました。

この会社・職場での職場恋愛について

職場恋愛は凄く多かったと思います。私も職場の方と付き合っていましたが、そもそも遊ぶ時間がないので、職場の方としか出会いがありませんでした。

職場以外で次に多いのが、職場の方の知り合いです。仕事帰りに職場の方と飲みに行って、そこに職場の方の知り合いが途中参加してくるパターンもありました。

そして、次もその次も一緒に飲むことになり、今度は職場の方抜きでそのお友達と飲みに行ったりしていました。このパターンと多いかと思います。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

残業は多いですが、毎日が勉強で、毎日スキルアップします!必ず自分の糧になるやりがいのある仕事です!めげずに頑張ってください!

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