キャリアレポート 法律関係業界、「弁護士事務所」の「弁護士」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。
Contents
はじめに - 法律系業界
法律関係業界で働く、「弁護士」のキャリアレポートです。
職業・職種:弁護士
業種:弁護士
上場区分:非上場企業
所有資格:英検一級、漢検準二級、簿記
この業界・この会社を目指した理由
父親が弁護士、母親が司法書士の家庭だったので必然的に弁護士を目指すようになりました。最初は司法書士を目指す予定でしたが勉強していくうちに法律関係について詳しく知りたくなり、弁護士の道を目指しました。
「法律事務所」の「事務職」の仕事内容について
弁護士は、法律専門家なので人権を守らなくてはなりません。多くの社会の中で人と関わる中でどうしても争い事や揉め事が起こってしまうので、当人同士で収集がつかない場合は弁護士が間に入ったりします。
相続の問題や離婚問題、親権問題など民事の事にも関わることが多いです。弁護士にも得意不得意の分野があるので、わからない場合は一から勉強したりします。
刑事事件の場合には被告側にも人権があるので被告側からも言い分を聞き人権を守ります。書類の手続きや代理人と言った仕事も弁護士である私たちがしていきます。
刑事事件の方が取り扱いが多いように思われがちですが大半は民事裁判の方を主に扱っていることが多いです。民事を扱っているところだと主に相談者が多く、民事裁判までは行かずアドバイスだけで終わることが大半です。
依頼主から同行を求められた場合は一緒にその場所まで行ったり、代理人としての役割もあるので引き受けたくない電話であれば弁護士が変わって引き受けそれを依頼主に伝えたりすることもあります。
「法律事務所」の「事務職」の1日の仕事の流れ
9時30分に家を出て自動車で通勤する。
9時50分に到着。
9時55分にホワイトボードを確認し一日の流れを把握する。
10時に法律相談開始。
11時に法律相談終了後、相手側への書面を作成 その他事件の事務処理
12時に昼食をとる。
13時に裁判所へ移動
13時30分に資料を読み直し、メールチェックをする。
14時民事裁判開始
15時民事裁判終了
15時30分事務所へ帰宅
15時40分資料作成。どう言う感じの裁判だったかなどをパソコンでまとめファイリングしておく。メールチェックも一緒にする。
16時法律相談がある場合は相談に乗る。なければ事務所でパソコン作業をする。
16時30分休憩を取る。30分ほど。
17時事務作業をし大体は19時頃まで仕事をする。その後帰宅。
裁判があれば21時頃まだかかる場合もある。
「法律事務所」の「事務職」の給料・残業・有給休暇について
月給50万(残業代込み)
ボーナスは会社によるが大体60万で年収は720万円です。
残業はほぼしないですが出勤時間が決められていないです。有給休暇は急な裁判がなければ取れます。普通の会社よりは貫通が効くと思います。
この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
急な裁判が入ったり、事務の方がミスをしてしまって相談者の方の時間が被ってしまったりすることです。
後は資料が膨大なので全てを把握できるまでに時間がかかる事です。改善したいのですが抱えてる案件が多すぎて全てのことに把握しきれていないのが現状です。
司法書士の方が重要箇所に付箋を貼っていてくれたことがあったのですがそれはすごい助かりました。もう少し相談者の方に耳を傾けられるように資料をわかりやすくまとめたいと思います。
この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
出勤時間が決まっていないので子供がいても焦らず出勤できるのがありがたいです。子供が熱を出した時も会社に連れて行っても事務の方や司法書士の方がいらっしゃるので面倒を見てくれるのが助かります。裁判が入っていなければ急な休みでも休ませてもらえることが多々あるので助かります。
私の会社は子育て休暇があり、授業参観など子供の学校行事の時に休んでも給料から引かれることがないので恵まれてるなとこの会社に入って思いました。
「法律事務所」の「事務職」の仕事エピソード
99.9%の確率で無罪は勝ち取れないとなった案件で0.1%の確率で無罪が勝ち取れた時は感動しました。
また事実無根の方が逮捕されてしまい、有罪から無罪になった時の依頼主からのありがとうの言葉が何より一番嬉しいです。
この仕事をしていると人権問題にすごく敏感になるので無実の方が犯罪者扱いされると無罪を主張する材料を集めるのがすごく大変です。すぐ解決できる案件からそうでない案件まで様々なので依頼主の方との協力が必要だなと毎回案件を引き受けるたびに感じます。
今まで引き受けた中で順位はつけられないくらいどれも大変な案件です。
すでに辞められている場合、その理由を教えてください
出産のためです。
この会社・職場での職場恋愛について
職場での恋愛は一切ありません。事務所自体そこまで大きくないので、出会いという出会いが一切なく、友人に誘われて他の事務所の弁護士さんとご飯に行った際、出会いに発展することはあります。
実際私も弁護士同士の食事会で出会い今の旦那と結婚に至りました。いろんな弁護士の方と食事をして話を聞いてると同じ事務所では出会いはないが食事会をした時に出会うことが多いそうです。司法書士の方と結婚する方も多いと聞いたことがあります。
まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
試験は凄く大変ですが弁護士の仕事は楽しいです。頑張って下さい。