理学療法士の仕事内容・給料レポート

はじめに

「理学療法士」として働く女性(性別を入れる)のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
勤務地:長崎県
職業・職種:理学療法士
雇用契約形態:正規雇用
所有資格:福祉住環境プランナー

この職業を目指した理由を教えてください。

中学生の時に職場体験として病院に行き、実際のリハビリ場面の見学や仕事内容について、現役のスタッフから教えてもらった事がきっかけでした。

仕事内容について詳しく教えてください。

回復期病院で働く理学療法士の仕事内容については、まずは医師の指示の下、リハビリを実施する事が挙げられます。
リハビリの対象となる疾患の方は整形疾患・脳血管疾患・呼吸器・循環器疾患など様々な方が対象となります。
また年齢も、若い方は10代から、ご高齢の方では100歳近い方まで幅広い方が入院されています。この中でも、70〜90代の方が多く入院されています。
その方で症状がまったく異なるため、バイタルサインの測定や、リハビリを行う事による自覚症状の有無などを確認しながら、リハビリを行っていきます。
症状が重症の方に対しては、まずは起き上がりの練習や座位を保持する練習、車椅子に乗車しベッドから離れて生活する時間の確保などを中心に行います。
症状が中等度〜軽症の方は、筋力訓練、起立訓練、歩行訓練などの運動療法を行います。
身体機能・能力の回復をみながら、ご本人・家族とリハビリの目標を設定し、退院に向けての支援を行っていきます。

よくある1日の仕事の流れについて詳しく教えてください。

日勤の場合は、7時に自宅を出て、7時40分頃から、その日にリハビリを実施する方の準備を行います。8時15分から朝礼を行い、その後病棟に移動し、患者様の朝食後の整容動作やトイレ動作の確認などを行います。一連の動作が終わると、リハビリ室に移動し、リハビリを行います。午前中のリハビリ実施時間は12時までです。そこから休憩をとり、13時から17時までリハビリを行いますが、その日により16時頃から医師・看護師・ケアスタッフ・相談員などの多職種とカンファレンスを行います。
17時15分が終業ですが、患者様の自宅に訪問に行くこともあるため、状況に応じて訪問資料の作成などの書類業務を行います。また、実技の練習を行い、帰りが19時過ぎになることもあります。

給料・残業・有給休暇について教えてください。

給料は月給19万程です。そのうち残業代は1万円前後となります。残業は、その時の書類業務の有無によりますが、比較的少なく、定時に帰れている職員が多いです。
有給休暇については、消化率もとても良く、有給を取りやすい環境にあります。

働いているときに困ったこと・気になったことや改善したかったことを教えてください。

困った点としては、その場で一緒に患者様のリハビリ内容を検討したり、考えたりしたくても、各々が業務に追われており、業務終了後にしか、相談する時間がなかった事です。
また、書類の処理を忘れている後輩がいて、書類の管理をする職員への負担が増えていた事もありました。
改善したかった点としては、その方の能力向上に向けて、病院での訓練を早期に導入しやすい環境にする事が挙げられます。リハビリ職員と病棟職員の関係性作りが難しいと思っていました。

この仕事に就いて、恵まれていると思った点をおしえてください。

理学療法士は国家資格であるため、一度退職してしまった場合でも、新たな職場を見つけて働きやすい職だと思います。
理学療法士の資格保有者の人数としては、確実に増えてはいますが、就職先がまったくないという状況ではないと考えます。
また、病院により異なることはあるかもしれませんが、夜勤はないため、生活リズムが大きく崩れることはありません。
様々な疾患について勉強するため、病気に対する知識量や運動実施にあたっての注意点が学べます。

この仕事で感動したこと、または失敗したこと・大変だったことのエピソードを教えてください。

大変だったことに関しては、身長差や体格差関係なく、リハビリを行わなければならないため、最初は自分の身体を上手く使いながら要領良くリハビリを行う事が大変でした。
身長が低い職員が身長が高い方のリハビリや介助を行う時は、転倒のリスクが上がるため、介助方法の検討などを行っていました。
感動したことについては、重症の患者様であっても、自宅退院という目標に向けて諦めずにリハビリを行い、目標を達成出来たことです。さらに、自宅での生活を継続することが出来ており、自宅でも入院中に行っていた運動や歩行訓練をご家族の協力の下、行っていると話を伺うことが出来ました。

職場恋愛について教えてください。

私の職場については、病院全体の職員数が1000人以上いるという、人数の多さもあるため、職場恋愛やそこから結婚に至ることも多いです。リハビリ職員同士ももちろんありますが、他の職種の職員との恋愛・結婚も多いです。
しかし、人数が多い分、誰と誰が付き合っている、どこで一緒にいるのを見たなどの情報がすぐに出てしまうことがあります。
職場以外での恋愛・結婚された方ももちろんいらっしゃいます。
同業者の方同士も多い印象もあります。

この職種全体でのブラックな面・問題点を教えてください。

1人の方のリハビリが終わった後、休憩する時間も少なく、すぐに次の方のリハビリを行わないと時間が間に合わないという点があります。

この職種全体でのホワイトな面・よい点を教えてください。

言語聴覚士と比較すると人数が多いため、体調不良などで休んだ時のフォローが効きやすいと思います。

この職業・業界全体の5年後の展望を教えてください。

5年後であればまだ大丈夫かと思いますが、人数が増えてきているため、就職先の競争率が高くなってくると思います。

さいごに - 同職業を目指す方へ激励のメッセージ

今のうちからしっかり知識を身につけて、患者様・ご家族の力になれる理学療法士になって下さい。

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