「東証一部上場のITサービス会社」の「総合職」の仕事内容・給料レポート

東証一部上場企業のITサービス業界で働く、新卒で入社した女性の「総合職」によるキャリア体験談レポートです。今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

東証一部上場企業のITサービス業界で働く、新卒で入社した女性の「総合職」によるキャリアレポートです。

ちなみに、その方は、 秘書検定準1級、MOUS EXCEL、MOUS WORDの資格を持っているそうです。

「上場企業のITサービス業界の総合職」を目指した理由

東証一部上場企業であったことが一番の理由です。内定者研修も充実していたため、働く前からスキルを身に付けることが出来ると思いました。

また、女性社員も多く、長く勤められると思いました。

「上場企業のITサービス業界の総合職」の仕事内容について

統轄事務局という役員直属の部署で、役員秘書をメインとして、代表電話取次、代表受付、お客様の一次対応を行なっていました。

役員秘書業務は、複数名のかたを担当し、スケジュール管理、出張手配、代理メール電話対応、食事の手配、プライベートな手配も必要があれば行なっていました。

細かな内容は、それぞれの方の必要とする事項に応じて作業していました。役員のかたが仕事に集中できるように環境を整えることが一番の業務でした。

秘書業務の傍ら、交代制で電話番やお茶出し、会議室の清掃がありました。1年目は全てにおいて常に先輩が1対1で付いてくれていたので細かく注意や指示をいただき、こちらからの相談に乗ってもらうこともできました。

また、会社全体の業務としては社内パーティの準備、ゴルフコンペの準備もありました。ケータリングの手配、会場の準備、当日の受付、司会進行、後片付けなど、主に影で支える業務が多かったです。

幹部候補生として月に一度、将来幹部になることを想定した研修に業務時間中に出席していました。

「上場企業のITサービス業界の総合職」の1日の仕事の流れ

7:30:自宅出発
8:20:会社ロッカー到着
8:30:制服に着替えて部署へ
8:45:メールやメモのチェック後、役員へ挨拶
9:00:業務開始チャイム
9:30:部署内打ち合わせ
9:45:会議準備
10:00:会議(役員会議中、交代で電話や会議室、受付の応答。役員からの指示作業があればそれを優先)
11:50:役員昼食準備
12:30-13:30:昼食休憩
13:30ー15:00:役員のスケジュール管理、調整(交代で電話や会議室、受付の応答)
15:00ー17:30:各役員と打ち合わせをしながら指示を仰ぎ、対応
17:30-18:00:先輩から一日の動きについてのフィードバック、反省ミーティングと次の日の動きについてチェック
18:00:終業

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、新卒で、月給は24万円で、ボーナスは年間50万円ほどでした。ちなみに、年収は340万円程度でした。

残業は月に20~30時間程度ありました。有給休暇は担当役員が長期出張で不在の時など、取りやすい日に出来るだけ合わせて取るようにしていました。

この仕事で、働いているときに困ったこと

複数名の役員の担当だったので、それぞれの方のお考えや、やり方を把握しながら対応することが、慣れるまでは難しかったです。

また、苦手と思う役員秘書になったとき、怖くて委縮してしまい、逆に失敗を多くしてしまったことが残念でした。

どなたが秘書になっても難しいタイプの役員については、秘書が1人制ではなく複数名で担当出来たら良かったと思います。部署単位では部長はいましたが、同じ秘書の仕事をする上司としては1年~2年程度先輩の方だけだったため、自分の立ち位置がなかなか見出せませんでした。

この仕事や職場でよかったこと

東証一部上場企業だったため、取引先や協力会社、関係会社の方々も有名な方ばかりで、振り返るととてもすごい環境に身を置いていたのだと感じます。

また、入社前の研修でパソコンスクールに通わせてもらったり、入社後も資格取得についての充実した研修を受けることができました。

新卒入社の新人に関しては、先輩と後輩、1対1制度で1年間業務を行うことができたので、安心でした。

2年目は逆に先輩として後輩の指導にあたるなど、経験ができました。福利厚生も会社で独自に作られた組合があり、しっかりしていたので、心配することなく働けました。

「上場企業のITサービス業界の総合職」の仕事エピソード

今では無くなったそうですが、当時この会社の新人研修に、宿泊を伴うものがあり、それはとても厳しく、今思えばかなり信じられない、自分を追い込む自己啓発要素の強い研修でした。

寝ることも許されず、ひたすら自分を追い込むことによって見出す新しい自分、に出会った気がしますが、今ではもう通用しないのかもしれません。

この研修で多くの新人社員が辞めていくことが恒例のようでしたが、生き残った者として自信をもって仕事をしていこう、と意気込んだ記憶があります。今では思い出ですが、当時の経験は現在の「仕事は責任をもって必ず何としてもやり遂げる」という信念に繋がっていると思います。

すでに辞められている場合、その理由について

新卒から役員秘書として仕事をして、自分が偉くもないのにちやほやとされることに違和感を覚え、社会の厳しさを知らないまま大きくなってはダメだ、と感じたため、今度はベンチャー企業に転職しました。

「上場企業のITサービス業界の総合職」の職場恋愛について

やはり職場恋愛は多かったように思います。部署が同じですと一日中一緒にいることになり、叱咤激励も全てともに分かち合う中で、恋愛に発展することは多いと思いますし共感できます。部署が違っても、相手が活躍する姿を仕事で目にした時、恋愛感情が増すと思います。

他の出会いでは、受付をしているときにいらっしゃるお客様との出会いもあると思います。その縁で結婚なさった先輩がいます。仕事をしている姿は、やはり輝いています。

まとめ ー「上場企業のITサービス業界」を目指す方へ

上場企業での業務経験は、そこでしか味わえないダイナミックさがあります。それは他の仕事でも必ず役に立ちます。

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