「東証一部上場の建築商社」の「経理事務職」の仕事内容・給料レポート

東証一部上場企業の建築業界(商社)で働く、中途入社した女性の「経理事務職」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

東証一部上場企業の建築業界(商社)で働く、中途入社した女性の「経理事務職」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、 簿記2級とMOSの資格を持っているそうです。

「上場企業の建築業界(商社)の経理事務職」を目指した理由

30歳手前だったので、経理事務として上場企業の経理をやってみたかったことと、結婚しても産休・育休を取って仕事を続けられそうだったことです。

「上場企業の建築業界(商社)の経理事務職」の仕事内容について

主な業務は地方にある支店の経理業務を行なうことです。

埼玉や横浜など関東近県から東北、北海道まで、事業部によりますがおおよそ10~15程度の部署を担当していました。

具体的な業務としては営業さんが使用した経費清算に間違いがないか金額や明細をチェック後承認したり、お客様からいただいた入金の金額や内容に相違がないか確認したり、請求書や納品書の発行をしたりといった仕事などが主な役割でした。

金額や内容に相違があれば担当の営業さんやお客様に直接電話で確認し、締までに間に合わないようなら督促の連絡なども行なっていました。経費の申請やチェックには主に社内専用のシステムを利用し、入金や売上・仕入などのデータ入力は会計ソフトや販売管理ソフトを利用していました。

東京と大阪にある本社の経理は、別途財務部という部署が行なっていました。その他に来客への対応やお茶だし、会議室や共有場所の清掃、本社宛に届いた郵便物や宅配便の仕分け、備品の管理なども、受付や総務の人と協力しながら行なっていました。

「上場企業の建築業界(商社)の経理事務職」の1日の仕事の流れ

7時前後:自宅を出て、電車2本を乗り継ぎ会社や向かう
8時前後:会社に到着
8時40分:時間があれば自分の席や共有部などを軽く掃除
8時45分:朝礼、始業、まずはメールチェック
9時:本格的に業務開始
※通常は昨日の内に各事業部から届いた伝票や経費の書類を仕分けし、金額や内容に誤りがないかをチェックします。
11時:だいたいこの時間に宅配便が届くので、届き次第貴重品(手形や小切手)の金額や内容を確認し、問題がなければ丸印などを押印し銀行に預ける準備をすすめます。
12時から13時:お昼休憩
13時:業務再開
※準備が出来次第歩いて10分程度の場所にある銀行に小切手や手形を預けに行きます(行きだけ安全面を考慮してタクシー利用)。
15時~15時15分:小休憩
15時15分~17時15分:未処理伝票や経費の処理が終わり次第帰社

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給が22~25万円(残業代込み)で、ボーナスは100~120万円でした。ちなみに、年収は400万円前後でした。

残業はほとんどなく、水曜日はノー残業デーで強制的に帰らされていました。

有給休暇も比較的とりやすいかと思いますが、これは部署の上長によって違うようでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

働いていて少し気になるのは、社員同士の仲が良すぎるゆえにちょっとプライベートに他の人が立ち入りすぎかな?と思うことです。

ネットで見られる社内報があるのですが、入社・異動はもちろんのこと、結婚・出産(子供の名前までのります)・ご家族や親族の死去なども毎月細かくのるので、結構他人のプライベートがつつぬけです。中小企業で働いていた時は社員同士で話す程度だったので自分の周辺にいる人のことしか知りませんでした。

あまり自分のことを話したくない・聞かれたくないという人には、もしかしたら少し辛いかもしれません。

この仕事や職場でよかったこと

わたしは中小企業から今の会社に転職で入社しましたが、やはり上場企業は福利厚生が手厚いなと実感しています。

一人暮らしだけでなく家族がいても家賃補助がありますし、提携の遊園地やリゾート施設に安く行ける割引券などもちょいちょいもらえることができます。また、オフィスにはお菓子やウォーターサーバーなども完備されています。

何より結婚・出産しても仕事を続ける女性が多いのは、人数が多く安定している上場企業ならではの恵まれている点かなと思います。

「上場企業の建築業界(商社)の経理事務職」の仕事エピソード

私がこの仕事で失敗したのは、何でも自分でやろうとしてしまったことです。以前本当に社員が少ない小さい会社で働いていたので、経理だけでなく事務や総務、さまざまな業者のやり取りなども自分でやっていました。

しかし大手企業・上場企業だとそれぞれの部署で細かく役割が決まっており、その部署に依頼せず勝手に仕事を進めると怒られます。

私はお客様の元に荷物が届かないという電話をたまたま受け、ネットで調べてすぐに返答したのですが、それはまず生産管理の部署を通してもらわないと困ると言われてしまいました(商品によってはお客様や営業さんから指示があり納期を遅めにしている場合があるので)。

「上場企業の建築業界(商社)の経理事務職」の職場恋愛について

職場恋愛は非常に多く、実際に社内で結婚している人も多かったです。うちの会社はクリスマスパーティーや暑気払いなどイベントが割と多めで、飲み会が好きな人が多いイメージです。

結婚するとネットで見られる社内報に名前がのるので、もし社内結婚したらすぐに分かります。社内結婚すると同じ部署にはいられないので、どちらかが異動することが多かったです。社内結婚以外の人は学生時代からの付き合いや、社会人同士のサークルなどで知り合っている人が多い印象でした。

まとめ ー「上場企業の建築業界」を目指す方へメッセージ

やっぱり上場企業は待遇が良いものです。

がんばって下さい。

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