「ITサービス会社」の「SE職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート IT/インターネット業界編、「ITサービス会社」の「SE職」のキャリアレポートです。

仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - IT・インターネット系業界

IT/インターネット業界で働く、「SE職」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:SE(システム・エンジニア)
業種:ITサービス
上場している場合の種類:していない
会社の人数(社員数):約200人
入社ルート:新卒入社
所有資格:データベーススペシャリスト

この業界・この会社を目指した理由

母の会社の事務作業を手伝った際に、手書きでの管理をしておりコスト面も含めてシステム化することの重要性を学んだことがSEを目指したきっかけです。

「ITサービス会社」の「SE職」の仕事内容について

お客様の会社に常駐して新規システムを作成し、本番リリース後は保守・運用するSEの仕事です。お客様と会議し、会議内容を基に設計し、設計書を基にプログラミングして本番運用を迎えるというのが全体的な仕事の流れとなります。

業務系システムの製作なので、実際にシステムを利用されるユーザー部門の方から用件を伺う所からプロジェクトが開始となります。画面はどういうのがいいのか、どういう機能が欲しいのかなど詳細を確認し設計を実施します。

プログラミングに関しては、プログラマーが作業する場合もございますが、設計に続いてSEが作業することが多いかと思います。プログラミングが終わった後は、テストを実施します。新入社員の頃は、先輩のプログラミングしたものをテスターとして日々テストして不具合を報告するという作業をすることもございます。

また、会社内でのテスト完了後は業務の観点でユーザーの方にテストして頂き、キャッチアンドエラーで対応致します。本番リリースに関しても、大きなシステムになればリハーサルをしてから望んだりと規模に応じて細かなステップを踏みます。運用・保守は新規の機能追加や不具合の修正を新規の時と同じ作業順序で対応致します。

「ITサービス会社」の「SE職」の1日の仕事の流れ

7時:自宅を出て電車通勤する(プロジェクトが忙しい時は、近くのホテルに缶詰のこともございます。)
8時:会社到着し、ミーティングの準備をする
9時:チームメンバーとの進捗ミーティング(新規プロジェクトの場合は毎日、運用・保守フェーズの場合は週一で実施します。)
9時30分:お客様との進捗ミーティング(プロジェクトリーダーのみ参加して、週一で実施します。)
10~12時:ユーザーの方と要件確認ミーティング(プロジェクトリーダー+要件確認に必要な場合プロジェクトメンバーも参加します。)
12時:お昼休憩(60分。ランチミーティングになることもあります。)
13時~17時:ユーザーの方と要件確認ミーティング
17時~22時:PC作業(終電間際の24時頃まで働くことも多々あります。)

「ITサービス会社」の「SE職」の給料・残業・有給休暇について

月給30~45万(残業代込なので残業時間によって変動いたします。)ボーナス40~50万円。

残業が多く休日出勤になることも多かったです。プロジェクトの合間の期間があればまとめて有給休暇をとることは出来ます。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

納期直前の仕様変更によるハードワーク等、残業が多くなり休日出勤してプライベートの時間が削られることも多いので、メンバーが休職に追い込まれて残ったメンバーの負荷が高まってしまうという悪循環が多いかと思います。仕事を請け負う見積もりの時点で、プロジェクトが赤字にならないようリスクヘッジをすることが大事になってきます。

また、プロジェクトを破綻させない為には、技術力に応じたプロジェクトメンバーの選出も必須です。問題が大きくなる前に、メンバーの追加を上司に交渉するなど、常に先を考えて働くことが休職者を出さない為には必要かと思います。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

残業代込みではありますが、給与面は同世代の方に比べると恵まれている点かと思います。

また、プロジェクトによって様々なお客様と接する機会がありフリーになりやすい業種かと思います。会社を起業して、元いた会社から仕事を受注するというケースも多いので若くして従業員を多数抱える企業に育てあげる方も多いです。

また、多種多様な業種の会社をプロジェクト毎に渡り歩くので、全く異なる職種への転職のチャンスにも恵まれています。

「ITサービス会社」の「SE職」の仕事エピソード

お客様とメンバーとの間に挟まれるリーダーが休職に追い込まれてしまうこともあり、プロジェクトを複数担当していた際に他のプロジェクトのリーダーが引き継ぎなしでお休みしてしまった時は大変でした。一人で二人分、三人分と仕事を増えていっても急遽メンバーを追加することは難しく、1つずつクリアするしかありませんでした。

ただ日々の仕事は大変だと感じることも多いですが、その分メンバー間の結束力が高く誰かが失敗してもすぐに自分の仕事を調整してヘルプしてくれます。プロジェクトが本番リリースを迎えるときの達成感は、過程が大変だったものほど強く実感いたします。

この会社・職場での職場恋愛について

客先常駐で仕事をするので、出会いの数は多く、客先の社員の方と結婚する方も多いです。1つのプロジェクトで複数の会社が変わることもあるので、同じ業種の他社さんとの出会いもあります。

プロジェクトが忙しくなり駄目になってしまうことも多いので、付き合ってから結婚まで短めで結婚する年齢は一般的な適齢期よりも早めです。職場以外でも男性の場合は職種的に女性に人気があるので合コンのお誘いは多く、出会いには事欠かないです。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

大変な仕事ではありますが達成感もある仕事です。

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