「生命保険会社」で働く「営業職」の仕事内容・給料レポート

生命保険会社で働く、新卒で入社した女性の「営業職」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

生命保険会社で働く、新卒で入社した女性の「営業職」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、ファイナンシャルプランナー2級を持っているそうです。

「生命保険会社の営業職」を目指した理由

大学に個別説明会に来ていたことがきっかけです。

生命保険など知らなかったし、希望でもなかったのですが、その説明会での話を聞いて、興味が湧きました。

「生命保険会社の営業職」の仕事内容について

2~3社の企業を担当し、その企業の昼休みと定時後に毎日営業に行きます。

配属される企業によって異なるのですが、私の場合は、企業の廊下に立って、出てきた従業員に話しかけて、保険についてヒアリングし、ご提案のアポを取ることから始まります。

キャッチのようなお仕事だと思ってもらうと分かりやすいと思います。新規開拓がメインですので、とにかく1日にどれくらいの方に声をかけれたかが勝負です。

アポをいただけたら、保険の提案になります。ご家族情報と現在ご加入されている保険について伺い、プランニングをします。

基本的に、何かしらの生命保険にご加入されている方が多いので、今入っているものが最適かどうか、古くないか、などメンテナンスをしてあげることもお仕事です。

また、お客様に説得力のあるご提案をするため、自社だけでなく他社の商品知識であったり、FPなどの資格を取得して、社会保障や税金、その会社ならではの共済などを勉強しておくことも必要です。

「生命保険会社の営業職」の1日の仕事の流れ

~9時半:出社
~10時半:朝礼
※体操、内勤スタッフからの連絡、前日の成果の確認、勉強会、上司からの指示など。
~11時半:昼休みの営業の準備
※お客様に話しかける時に渡すチラシの準備、会いたいお客様のリストアップ、ロープレなど。
~12時:担当企業へ移動
※基本的に自家用車は認められないため、電車やバスなどの公共交通機関での移動です)。
~13時:営業
※声かけ中心、話しかけて情報収集ができた方には当日の夕方、もしくは3日以内のアポを取得し、提案につなげます。
~14時:帰社、昼食
※基本的に昼休みがありません。会社に戻ってきた人から昼食を食べ、ゆっくりしています。
~16時半:事務作業、ロープレ、テレアポ、DM作成、勉強会など
~17時半:担当企業へ移動
~19時:営業
※アポイントを取得し、具体的な保険提案をするための時間です。
~20時:帰社、事務作業、退社

「生命保険会社の営業職」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は20万円(固定給、みなし残業)で、ボーナスは期ごとの成績によって加算されるため個人差があります。

定時で帰れることはほとんどありませんが、みなし残業のため、残業代はつきません。

また、有給休暇の制度については、自由に取得できる雰囲気はありません。風邪やインフルエンザで休んだ分を有給休暇として充てられることもあります。

この仕事で、働いているときに困ったこと

正直、きつい仕事だと思います。

福利厚生をうたっていますが、実際は過酷です。帰りも遅いですし、お給料もそんなに良いとは言えません。

どんなに契約を取っても、取らなくても固定給という安心感はありますが、その分、契約をたくさん取れた時の達成感はあまりありません。

ノルマはない、と入社前には言われますが、目標という名の売り上げノルマが存在します。ピンチの時は、上司が営業先についてきて、手当たり次第に当たっていくので、お断りされているお客様と気まずい雰囲気になることもありました。

この仕事や職場でよかったこと

私は、同期とお客様が原動力でした。

過酷なお仕事の中、同じ悩みを持っている同期に励まされたり、知識や成功事例を共有することで切磋琢磨しながら活動をしていました。また、お客様は、生命保険の営業の過酷さをご存知なので、「若いのによく頑張って続けるね」とか「協力できることならするよ」と声をかけてくださいました。

実際に、そこから同僚の方を紹介してくださったり、頑張っている姿を見て「◯◯さんに任せるよ」と言ってご契約をしてくださったりもしました。

「生命保険会社の営業職」の仕事エピソード

営業にで始めた頃は、保険の知識も未熟であり、お客様の質問や意図を理解することに苦労しました。

国の年金の制度や社会保障のことなど、社会人経験の長いお客様の方がご存知のことも多く、頼りない一面を見せてしまっていたと思います。

しかし、毎日営業をしていく中で、だんだんと覚えていくことも多く、「上司の横でにこにこしていただけなのに、堂々と一人で話せるようになったね」と、お客様に成長した、とほめられるようになり、とても嬉しかったです。

一人で話せるようになると、余裕も出てくるので、保険以外の話から、お客様の潜在的なニーズを把握することもできるようになりました。

退職の事情や理由について

感動するようなこともありますが、私にとっては過酷だったため、もっと良い条件の会社に移ろうと退社しました。

「生命保険会社の営業職」の職場恋愛について

社内での恋愛はありません。

関わる社員は、みんな女性なので、社内での出会いには期待できないと思います。その分、営業先では、毎日さまざまなお客様にお会いするため、お客様とお付き合いをしたり、そのまま結婚したり、というケースが多いです。

私もその一人で、営業先にいらっしゃった方と結婚しました。担当企業は大企業が多いので、変な人も少なく、安心して関わることができます。

まとめ ー「生命保険会社の営業職」を目指す方へメッセージ

本当に辛く過酷です。覚悟してください。

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