
キャリアレポート IT/インターネット業界編、東証一部上場企業の「サービスリサーチャー」のキャリアレポートです。
仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。
Contents
- 1 はじめに - IT・インターネット系業界
- 2 この業界・この会社を目指した理由
- 3 「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の仕事内容について
- 4 「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の1日の仕事の流れ
- 5 「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の給料・残業・有給休暇について
- 6 この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
- 7 この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
- 8 「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の仕事エピソード
- 9 この会社・職場での職場恋愛について
- 10 まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
はじめに - IT・インターネット系業界
IT/インターネット業界で働く、「サービスリサーチャー」のキャリアレポートです。
職業・職種:独立系システムインテグレーター企業・サービスリサーチャー
業種:IT・情報サービス
上場している場合の種類:東証第一部
会社の人数(社員数):単独約6000人
入社ルート:新卒入社
所有資格:普通運転免許、簿記3級、TOEIC850点
この業界・この会社を目指した理由
工業大学出身のためシステム開発に興味があり、システムインテグレーターの仕事を探し、より幅広いお客様へサービスを提供することができる独立系のシステムインテグレーター企業を選択しました。
「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の仕事内容について
金融機関様向けの新規サービス開発をする仕事です。具体的には海外市場の動向を調査し、日本に需要があるサービスをお客様からのニーズや今後予測されるトレンド等を総合的に判断しサービスを決定し、ビジネスモデルの作成、協業先との調整、開発チームと連携等、サービスをローンチまでの全ての工程に関わる仕事をしています。
新規サービス開発なので1つの案件がローンチするまでにかかる時間は最低でも2年程度かかるものが多いため、複数案件を同時並行で進める必要があることが多いです。協業先については日本企業だけでなく、海外企業との協業を実施することもあるため、協業のための契約をする際には日本の法律だけでなく、海外の法律に関する知識も必要になる仕事です。
また、大企業様だけではなく、スタートアップ企業のような小さな企業様と協業をさせていただくことも多く、サービス提供を目的とした協業だけでなく、出資を含めた戦略的投資を検討することもあります。
「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の1日の仕事の流れ
6時:起床後、メールチェック
7時:アメリカの協業先との電話会議を実施する
8時:自宅を出て、自動車で出勤する
8時30分:会社に到着して、メールチェック
9時:チーム内での進捗共有会議(朝会)を実施して、本日のタスクを確認する
10時:資料作成等作業時間
12時:お昼休憩
13時:協業先へ自動車で移動する
14時:協業先とタスクの進捗確認及び契約内容・スケジュール等の交渉を実施する
15時30分:自動車で協業先からオフィスへ戻る
16時:協業先と調整した内容についてチームに共有するための資料を作成・展開する
17時:チーム内での進捗共有会議(夕会)
18時:社内の英語勉強会(一時間半)へ参加する
20時:会社を出て、自動車で帰宅する
「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の給料・残業・有給休暇について
月給30万円(残業代込)・ボーナスは夏冬で各70万円で、年収は500万円程度です。
海外とのやりとりがある業務のため、時差対応で早朝や深夜の業務も発生することがありますが、その場合はフレックスタイムを利用し、時差出勤をすることができたので問題なかったです。有給についても計画的に取得することができました。
この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
体調面では、時差対応のための早朝・深夜出勤が続いていた時期は仕事がなくても夜中に目が覚めてしまうなど、生活のリズムが崩れがちだったため、体調を崩してしまうことが何度かあり、困りました。
働き方の面では、テレワークの理解が社内でまだ十分に浸透していなかったため、自宅で仕事をすることへ否定的な人が多いことは改善してほしいと思いました。
また、社内では年功序列の文化がまだまだ残っているため、若手が活躍しづらく、活躍しても評価に反映されづらい傾向にあり、転職してしまうチームメイトが多くいた(四半期に1名程度のペース)ことは改善すべきことだと思いました。
この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
上場企業のため、残業時間に対しては会社側で厳しく管理をしてくれていたため、多すぎる残業は発生しませんでしたし、残業代は深夜手当等の手当を含めすべて支払われています。
また、おくるみマークを取得している会社なので、産休中に上司と定期的に面談があったりと、産休中のケアが手厚く、産休後、復職している先輩が多くいたので安心して自分のキャリアプランを考えることができました。
また、会社の拠点が東京・名古屋・大阪がメインであるため、自分が知らない土地に急に転勤になることがないのも、女性としては安心して働くことができるポイントでした。
「システムインテグレーター企業」の「サービスリサーチャー」の仕事エピソード
先日、3年間関わってきたプロジェクトのローンチを迎え、新聞に記事が掲載された際は大きな達成感を感じることができました。システムインテグレーターの会社なので、文系出身の家族からは会社の名前も知らない企業で働いてるけど大丈夫なのか?と心配されることもあり、”本当は大きな会社に勤めているのに”と悲しい気持ちになることもありますが、今回のように新聞に自分のサービスが掲載されたものを見せることができると、自分の成果を家族にも見てもらえるので嬉しく思いました。
また、自分の携わったサービスを一般の人が実際に利用している場面を見ると、自分たちのサービスで生活を少しでも豊かにすることができたと感じることができ、次のプロジェクトへのモチベーションにもなります。
この会社・職場での職場恋愛について
私は社内恋愛は経験したことがないのですが、新入社員の時のメンターの先輩と付き合っている同期の女の子はいました。また、私の会社は入社してすぐの新人研修が3ヶ月あったのですが、その研修中の同じチーム内で付き合い始めて、結婚している同期も多かったです。
また、社食で同じテーブルに座っている方と仲良くなったり、定期的にある社内イベントでご縁があることもありました。社外では、学生の時の友達経由での紹介や、多くはないですがお客様やベンダーの方とご縁があることもあると聞いています。
まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
IT系は最近ブラック企業に関するニュースも多く聞きますが、全ての会社がそうとは限りません。ご自身に合った会社が見つかるよう、頑張ってください。