「食品メーカー」で働く「企画開発室職」の仕事内容・給料レポート

中小企業の「食品メーカー」に新卒で入社して働く、女性で「企画開発室職」のキャリア体験談レポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

中小企業の食品メーカーに新卒で入社して働く、女性で「企画開発室職」のキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、食品衛生責任者と、フードコーディネーター3級、食生活アドバイザー3級、製菓衛生士と日商簿記の資格を持っているそうです。

「中小企業の食品メーカーで働く企画開発室職」を目指した理由

食品関係の大学に通っていたため、卒業したら食品に携わる仕事がしたかったからです。

職種は品質管理や営業ではなく、クリエイティブな仕事がしたかったので開発を目指していました。

「中小企業の食品メーカーで働く企画開発室職」の仕事内容

私の勤めていた会社はハチミツを使用した商品を扱う会社だったので、お仕事はハチミツを使用した商品(ハチミツ入りのシロップ、ドリンク、果実加工品など)の開発でした。

開発の主な仕事は、原材料の選定、試作、原価計算、試作品の成分分析、経時変化の確認、社内プレゼン、仕様書の作成、テスト製造、工場への落とし込み、工場視察、規格書作成です。

原料視察のために、多数の原材料を扱う展示会に行ったり、出張などで原料の工場を視察したりもします。

使用する原料が決まったら、その会社の営業マンと商談をし、使用数量や時期、などの納品スケジュールを商談します。社内プレゼンを繰り返し、試作した商品の商品化が決定したら、仕様書を作成し工場でテスト製造・落とし込み作業をし、再現性が確認できたところで本製造となります。

商品は量販店やスーパーに納品されるのですが、納品の前にお客様から規格書の作成依頼があるので、その規格書を作るのも開発のお仕事でした。

「中小企業の食品メーカーで働く企画開発室職」の1日の流れ

7:00 自宅を出て通勤(電車通勤)
8:20 会社到着 給湯室・トイレなどの掃除
※中小企業なので清掃業者が1週間に1度しか入らないため社員が掃除をしていました。
9:00 部内ミーティング
9:20 試作・試作品の成分分析(糖度・酸度・pHなどを検査機器を使用して検査)
12:00 昼食
13:00 試作品の報告(担当営業マン、部内の上司とともに)
14:00 商品・商品レシピの作成・撮影
※商品のPOPや、会社のHPにアップするためのレシピを考案し作成します。撮影も基本自分たちで行っていました。
15:50 仕様書作成・メール確認など
17:00 お客様書式の規格書作成
18:15 明日のスケジュール作成・上司に報告
18:30 帰宅

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、平均月給は25~26万円で、ボーナスは60万円(年2回分)でした。ちなみに、年収は360万円でした。

自分の担当した商品の商品化が決定すれば残業や出張などが多くなりますが、基本は月20時間未満の残業数でした。

有給休暇は基本的に取りやすい職場でした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

開発のお仕事は常に食べているお仕事だったので、お昼になってもお腹が空かないなど食生活は乱れがちでした。

また甘いものを開発していたのにも関わらず、運動というのは自宅から会社までの通勤のみで、太りやすいということが困った点でした。

自宅に帰ってからは塩辛いものばかり食べたくなり、食生活が不規則だったためか、冷え性で疲れやすい体質でした。会社帰りにジムに通うなどして生活習慣を改善できればよかったなと思います。

この仕事や職場でよかったこと

中小企業だったので、開発メンバーは少なく、私を含めて4人でしたので、新卒で入社したにも関わらず多くの商品を担当させてもらえ大変勉強になりました。

また開発職は展示会や地方の工場への視察のための出張も多くあるので、沢山の人達に会えるし会社内にずっといるだけではないという点でとても刺激のある職種だと思います。

商品サンプルなどが沢山もらえるので発売前の商品などをいちはやく知ることができるのも恵まれている点だと思います。

「中小企業の食品メーカーで働く企画開発室職」の仕事エピソード

自分の開発した商品が量販店やスーパーの陳列棚に並んでいて、それをお客様が購入したところを見ると大変感動します。

また商品が美味しかったよとお褒めのお手紙を頂くこともあり、それを読むと涙が出るくらい感動します。時には、試作がうまくいかなかったり、社内プレゼンがなかなか通らなくて心が折れそうになることもあるのですが、そういうことがあるとあきらめずにやってて良かったと思えました。

失敗したことはレシピに記載する分量を間違えて(塩1gと記載するところ10gと記載してしまった)レシピを印刷・配布し、実際に作ったお客様から塩からい!とクレームを受けたことです。

退職の事情や理由について

結婚・出産のためです。

「中小企業の食品メーカーで働く企画開発室職」の職場恋愛

本社では、職場恋愛は基本禁止でした。

工場では職場恋愛が認められていたので工場の正社員の方とパートさんが結婚したという事例は何件かありました。

職場ではありませんでしたが、他の食品メーカーの方との合コン?みたいな食事会は数か月に1回あったので、その食事会でカップルになったという方も何人かいます。

私自身は学生時代にアルバイトをしていた飲食店の従業員の方とお付き合いし、のちに結婚しています。主人も現在は私と同じく食品の開発の仕事をしています。

まとめ ー「食品メーカーで働く企画開発室職」を目指す方へ

食べることが大好きな方は、ぜひ食品業界に進まれることをお勧めします!

おすすめの記事