「中規模食品メーカー」で働く「販売促進企画」の仕事内容・給料レポート

約360人規模の中規模食品メーカーに新卒で入社して働く、女性の「販売促進企画」によるキャリア体験談レポートです。今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

約360人規模の食品メーカーに新卒で入社して働く、女性の「販売促進企画」によるキャリア体験談レポートです。

「中規模食品メーカーの販売促進企画」を目指した理由

生活に密着した業種で働きたいと思い、衣食住のうちの食で、食品メーカーのうち、地元に本社がある馴染みのある会社に決めました。

「中規模食品メーカーの販売促進企画」の仕事内容について

仕事内容は販売促進企画で、営業の販売活動の支援、例えば商品のパンフレットやキャンペーン用の販促グッズを作成したり、新商品を考案し商品パッケージの素案を作成してデザイン業者と打ち合わせをしたり、商品の製造予定数を取りまとめて工場の生産数を管理したりといった仕事をしていました。

商品パンフレットは、印刷業者に発注するものもあれば、自分でイラストレーターやフォトショップを使って作るものもありました。

印刷業者に発注するものは、デザイナーとのパンフレットデザインの打ち合わせ、掲載アイテムの選定、商品や料理イメージ画像の紙面での色合いのチェックや掲載内容の校正等の後、実際に印刷工場まで行って印刷機の前で最終チェックをするまでが仕事です。

全国の営業の要望になるべく答えなくてはいけないので、地方ごとの売れ筋商品や売り出していきたいものを把握してそれぞれチラシやPOPを作るのは大変ですがやりがいがあると思います。

「中規模食品メーカーの販売促進企画」の1日の仕事の流れ

8時00 出勤 デスク回りを掃除してフロアのゴミだし
※給湯室の当番の日には給湯室のお茶ポットにお湯をいれたり、ゴミを掃除したりします。
8時30分 メールチェック
9時00 他の部署との会議(隔週)
※議事録の当番の時は、ボイスレコーダーで会議の内容を記録して議事録を作成します。
10時00 通常の業務(販促物の作成やそれに伴う打ち合わせ等)
12時00 お昼休憩(60分)
13時00 引き続き通常の業務
17時30 定時
※明日の準備、片付けをして退社します。

繁忙期でなくても急ぎの仕事があれば残業になるので、退社時間ぎりぎりまで残業になるかどうかはわかりません。

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は20万円でした。なかなか昇給はありませんでした。

営業の活動を支援する業務なので、外回りの営業が会社に戻る夕方から忙しくなることもあり、残業は多目です。

土日は完全週休2日で、前もって申請すれば有給も自由に取れました。

この仕事で、働いているときに困ったこと

外回りの営業が会社に戻ってから急ぎの仕事を依頼してくることも多く残業になることが多かったのですが、残業してでも販促物をつくってほしい営業と、あまり残業させたくない上司の間に板挟みになることもあり、そこが困りました。

上司を通さずに営業から仕事の依頼が来るので、営業から頼まれた仕事を隠れてこそこそと行うこともあり辛かったです。

また、お客様からのクレームの対応をすることもあったので、そこが一番神経を使いました。

この仕事や職場でよかったこと

イラストレーターやフォトショップ等の使い方を入社後に会社の経費で習いに行かせてもらえたので、スキルアップさせてもらえたのはよかったです。

料理イメージ画像の撮影のために写真スタジオでの撮影に立ち会ったり、印刷オペレーターと印刷に立ち会ったりといろんな経験をさせてもらえました。

また、新製品考案のために2ヶ月に一度経費で会食が許されていたので、話題のおいしいお店や老舗のお店に連れていってもらえたのは恵まれていたと思います。

「中規模食品メーカーの販売促進企画」の仕事エピソード

失敗したことは、商品のパンフレットを作成したときに、掲載内容に誤りがあるのに気づかずそのまま印刷してしまったことです。全国の各支店の分もあったので、何千冊と間違いがあるパンフレットが刷り上がってしまい、また印刷し直すのは経費的にも時間的にも厳しく、仕方なく修正箇所のみシールを作って上から貼る対応をしました。

何千冊もあるパンフレットにひとつひとつシールを貼る作業をしながら、とんでもない失敗をしたと思い落ち込みました。

そのあとのパンフレット作成も刷り上がってからも間違いがあったらどうしようかというプレッシャーがすごかったです。

退職の事情や理由について

妊娠し、出産のため退職しました。

「中規模食品メーカーの販売促進企画」の職場恋愛について

職場恋愛は多くはありませんが、ちょこちょことはありました。

自分も同じフロアの人と職場恋愛で結婚しました。やはり長い時間を職場で過ごすのであり得ることと思いますが、適齢期の男女の人数がそれほど多くないので、数は少ないようでした。

部署を越えての飲み会もよくあったので、そういう場で気が合えば、といった感じです。職場恋愛がNGな風潮ではなかったので、割りとオープンでした。他の支店でも何組か結婚したカップルがいたようです。

まとめ ー「食品メーカーの販売促進企画」を目指す方へ

給料は高くないかもしれませんが、好きならがんばってください。

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